
恆月三途は2007年に結成されたバンド。フォークメタルを基調に台湾のローカル文化を融合させ、深く華麗なダークで耽美的な世界観を描き出しながら、台湾の市井の人々の悲しい物語を繊細に表現している。
バンドの創作は、音楽を通じて歴史と正義を問い直し、台湾の声を世界へ届けることを目的としている。
1作目の英語アルバム 『Behind the Lethal Deceit 末路之召』 は反戦をテーマに制作された。
2作目の全編台湾語アルバム 『花殤』 では、日本統治時代から戦後初期を舞台に、芸を披露し客をもてなす「藝妲(芸妓)」の人生を描き、迎え送りする日々の中ににじむ無念と哀愁を表現している。
2020年には3作目のアルバム 『噤夢』 を発表。終戦後の台湾社会を背景に、『花殤』の物語を引き継ぎながら、より多様な民俗楽器を取り入れて台湾人の集団的記憶に刻まれた悲しみを音楽として紡いだ。本作は 閃靈(Chthonic) のギタリスト Jesse がプロデュースを担当し、スウェーデンとフィンランドの著名なスタジオでミックスおよびポストプロダクションが行われた。
結成以来、台湾国内の数多くの大型音楽イベントに出演しており、野台開唱、 大港開唱、 貢寮海洋音楽祭、 春天吶喊、 覚醒音楽祭 などのステージに立ってきた。
2012年には韓国・ソウルで公演、2016年10月にはベルギーの著名フェス Metal Female Voices Fest に出演。
さらに 2023年・2024年 には日本(東京・大阪・長野・名古屋)でツアーを行い、2025年 には韓国・ソウルでの公演を実施。外交部と文化総会が共同開催する音楽フェス 「F:F:F – Formosa : Finland : Fest.」 にも招待され、閃靈、血肉果汁機、KORPIKLAANI、LOST SOCIETY と共演し、台湾の音楽を国際舞台へと届けている。
2025年10月、EP 『薰篋仔內的批』 をリリース。本作は 血肉果汁機 のギタリスト Matt がプロデュースを担当し、より洗練されたサウンドで台湾の歴史を歌い継いでいる。


