
バンド名はポップパンク(POP PUNK)の諧音(語呂合わせ)から。さらに中心人物である団長・閃亮の体型が少し「胖(太っている)」ことから、ごく自然にこの名前が付けられた。
2007年に結成。当初は吉他手兼主唱・閃亮と、貝斯手・weeman(2020年脱退)の二人体制だった。初めての大規模ステージとなった「台客搖滾嘉年華」で、並み居る強豪を抑え予想外の優勝を飾ると、続く2008年には「貢寮海洋音樂祭」で海洋之星獎を受賞。この勢いのまま、台湾全土の音楽フェスや学園祭、イベントへの出演依頼が殺到することとなる。
怕胖團の楽曲は、聴き手に説教をするようなものではない。真実を映し出し記録することで、人生におけるあらゆる体験に意義を与える。勉強への苛立ち、友人との悪ふざけ、友情の尊さ、そして未来への不安。彼らは常に、ありのままの自分たちを音楽の中に保存している。
デビュー以来、4枚のフルアルバムと1枚のミニアルバムをリリース。デジタル世代から絶大な支持を受けており、代表曲「魚」のMVは2023年半ばまでにYouTubeで2,000万回再生を突破。他にも「我沒有用,沒辦法給你想要的生活」や「月旁月光」など、ミリオン再生を記録するMVを多数保有している。Spotifyでの総再生数は4,000万回を超え、今年は「StreetVoice(街聲)2024年間TOP20シングル」を受賞。オンラインプラットフォームにおいて、すでに盤石なファンベースを築き上げている。
その圧倒的な支持を背景に、近年のワンマンライブ(專場)は常に即日ソールドアウト。先日は台北・高雄流行音樂中心、および香港海洋公園の計3会場で、1万人規模のワンマンを成功させ、極めて高い評価を得た。
もしこの世界に「ハッピーの国」があるなら、怕胖團はその最高の親善大使だろう。悲しみやネガティブな感情に直面しても、彼らは尽きることのない楽観主義でそれを癒やしてくれる。マスコットのような癒やし系の大寶、実は繊細な心を持つ閃亮、そして涙もろく正義感の強い老外。どんよりとした暗闇に陥りそうな瞬間も、3人の化学反応によって、冷たく単調な灰色の世界が、暖かく明るい陽だまりへと変わっていく。彼らほど「明るい色」が似合うバンドはいない。もちろん、パンクの衝撃とロックの反逆精神は彼らの血の中に流れている。たとえ厭世的な気分になっても、怕胖團は押し付けがましくない感動を届けてくれる。笑い騒ぐ感情の下で、流した汗と涙は輝き、その熱血な心が後悔を残すことは決してない。


