
1998年の結成以来、パンク、オルタナティブ・ロック、ドリームポップの影響を受けてきた薄荷葉(ミントリーフ)。
華やかで力強いギターサウンドと、繊細で詩的なソングライティングによって、瑞々しい青春のエネルギーを放ってきた。
大学のサークルから活動をスタートし、**春天吶喊(Spring Scream)や野台開唱(Formoz Festival)などの音楽フェスに出演。さらにアーティストと協働し、分野横断的な舞台作品を制作するなど、常に自らの表現と立ち位置を更新し続けてきた。
2009年、心理の深層に迫るアルバム 『流放地(banished)』 を発表した後、バンドは活動を静かに休止。この物語はいったん「一時停止」のボタンを押された。
それから16年後の2025年、薄荷葉は新作アルバム 『¬ NOTtoBE』 をリリース。
プロデューサーの YLWT と 黄小楨 を再び迎え、さらにエレクトロニック・アーティスト JB を招き、キーボードやシンセサイザー、ダンスビートなど多彩なレイヤーを加えることで、これまでとは大きく異なる音楽的景色を描き出した。
タイトル 『¬ NOTtoBE』 は、シェイクスピア『ハムレット』の有名な独白「To be or not to be」に由来する。
先頭に置かれた論理学の否定記号 「¬」 は、二項対立そのものへの疑問を象徴し、矛盾と自由のあいだで、より広い自己の立ち位置を探ろうとする試みを示している。
2026年の大港開唱(Megaport Festival) では、新たな編成でステージに登場。
ボーカル/ギターの 林倩 とエレクトロニック・アーティスト JB による特別なデュオ編成で、『¬ NOTtoBE』からの5曲の新作を再構築するとともに、これまでの代表曲も披露する。
ミニマルでありながら精緻な二人編成のパフォーマンスは、28年の歴史を歩んできたバンドが、過去を振り返りながら未来へ進むための新たな試みでもある。
解体から再構築へ——それは、これまで薄荷葉が問い続けてきた「狂気」と「自由」というテーマを呼び起こしながら、より強い姿で次の時代へと踏み出すための一歩となる。


